大好きな揚げ物と、上手におつきあい

揚げ物のカロリー対策

 

 

まずは共通事項となる認識ですが、脂肪の過剰摂取を減らすことは外せません。炭水化物、たん白質は1g当たり4kcalですが、脂肪だと9kcalにもなってしまいます。従ってちょっと脂っこい食事をしただけでも、脂肪の摂取量はすごいことになるのです。

 

 

揚げ物では衣の付け方でカロリーがかなり異なってきます。一般的にカロリーが高い順番は、パン粉を付けて揚げる、小麦粉で揚げる、片栗粉で揚げる、衣・粉を付けない、というようになります。

 

 

ロースカツなら、ロース肉の素の状態で100gだと250kcal程度ですが、これをパン粉で揚げると約450kcalまでアップしてしまいます。パン粉自体の問題ではなく、パン粉は油を効率よく吸収するからです。

 

 

ところが、鳥のモモ肉の唐揚げでは、鶏肉100gが200kcal程度ですが、小麦粉で唐揚げにすると、230kcal程度で収まります。ロースカツより大分低いのは、油の吸収率があまり無いからです。衣が無いのが一番いいわけですが、つけるなら小麦粉か片栗粉にしようというわけです。

 

 

また、揚げるものの大きさについてですが、これは大きめの方がいいのです。ひとつずつを小さくすると、衣と油の接触面積が増えてしまって、より多くの油を吸収することになります。

 

 

更に、揚げ物は、揚げる時間が長いほど油を吸いますから、味付けした肉を事前に電子レンジにかけて、火を通しておけば、短時間で揚がるので、結果カロリーを抑えることができます。こうした工夫をすることで、大好きな揚げ物と、上手におつきあいすることができます。